ひとりごと
              
        
                     田中豊美氏の動物画について

          2005年7月8日。
         今、日本ではケモノを描く動物画家は少ない。
         更に、野生動物の生態画を描く画家となると、両手の指の数もいない。
         生態画にもいろいろある。動物の毛を一本一本鮮明に描く写真の
         ような絵がある。標本画としては良い絵だと思うが剥製の動物を
         見ているようで、その絵からは感動は伝わってこない。

         描かれている動物が生き生きして躍動感が伝わってくる生態画と
         いえば、田中豊美氏の絵が第一にあげられる。
         田中氏は実際にフィ−ルドに出てスケッチをしている。
         その絵の中にいる動物からは、次はどのように動き出すのかと想像
         させられる。日本の大型動物、ヒグマ、ツキノワグマ、エゾシカ
         ニホンジカ、ニホンカモシカ、イノシシ・・・。
         これらの動物を描く画家は田中豊美氏の後にはいないと言っても
         過言ではない。田中豊美氏曰く。「私は絶滅危惧種だ」

         今回、田中氏の作品が展示されている、東京国立近代美術館工芸館と
         市ヶ谷の山脇ギャラリ−を田中氏に案内していただいた。
         ヒグマの親子の作品が東京国立近代美術館工芸館に展示されていたが、
         撮影禁止のため紹介できないので山脇ギャラリ−での作品を紹介。 
                                                 

                                                                                              
                                             
                                       
                田中豊美氏と作品
 

     
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